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9.12020
現場を支える施工図
いしづでは、工務店から送られてきた設計図を、自社内CADで早期に再製作しております。
施工図面をCAD図面で作成することによって、お客様により早く建物のイメージを持っていただけます。
また、図面で提案をするとコンセント位置や照明位置がわかりやすいので、打ち合わせ頻度が少なくて済み、工事着手が早くなり、工期短縮にもつながっていきます。
①設計図
作成者 元請け工務店
提出先 お施主様 官公庁(公共工事の場合)
仕 様 部屋の広さ 天井の高さ 構造体の形状 仕上げの状態などの情報
壁の厚さなど細部の寸法の記載はない。
②施工図 その1 プロット図
作成者 当社 (必要に応じ付帯工事業者)
提出先 元請け工務店
共 有 当社職人 付帯工事業者
仕 様 設計図を基に壁の厚さ、芯の振分け、天 板の巾、材料の厚さ、高さなど、実際の 現場を工事する人が必要な寸法を入れる。
③施工図 その2配線図 二
作成者 当社
共 有 当社職人 付帯工事業者
仕 様 プロット図に実際の配線をすべて入れる。現場では配線図を基に資材を調達し工事を行う。
創業者石津和孝は昭和50年代、公共工事を受注するようになって以来、独学で施工図を作成。各工事関係者と共有してまいりました。
施工図作成は手間のかかる作業ですが、施工図がないと電気設備工事をはじめ付帯工事の進捗に大きな影響がみられます。
施工図なしで工事を進める会社もあるようですが、職人さんとの意思疎通や事前発注物の精度を上げるためには必要なことと考えます。